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2005年 12月 28日
プロジェクトXが終わった。
6年間に及ぶ放送だった。 様々なドラマがあった。 このような過去形で語られるナレーションは田口トモロヲ節と呼ばれ話題に。 また、中島みゆきのテーマ曲『地上の星』は、サラリーマンの応援歌として戦後最長のヒットとなった。確かに影響力のある良い番組だったと思う。 番組は毎回、偉大なプロジェクトを成し遂げたチームの舞台裏を取り上げる。どんな歴史も、客観などあるものではなく、誰かの主観に過ぎない訳であるが、番組内容の捏造も問題となった。そうそう美しいストーリーばかりが現実でもないのであろう。過去の栄光を取り上げることが人々の主観を歪めるというのもあるかもしれない。 これとは対照的に、『情熱大陸』という番組は、ある「個人」の「今」の生き方をそのままドキュメントする番組である。登場するのは本人のみ。そこには、コツコツと積み上げるチームプレイも、他者の主観も、おそらくは捏造の入る余地もない。魅力的な個人の生き様がありのまま映されているのみである。 「組織」-「個人」 「努力」-「情熱」 「歴史的な成果」-「魅力的な生き方」 どちらが良い/悪いの分別はもちろんない。ただ、僕がどちらかに出られるとするならば、絶対に『情熱大陸』に出たい。取り上げられるに見合うような生き方をしたいと常々思う。
by rystail
| 2005-12-28 23:35
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