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2006年 03月 31日
毎日の通勤電車の窓から、線路沿いの保育園が見える。
そのあまり広くない園庭には、真ん中に桜の木が一本ある。 ソメイヨシノではなく、八重咲きの少し色の濃い桜である。 老木のその木は大きく傾き、支柱に寄りかかりながらも、見事に満開の花々を湛えている。 打合せに直行するために、いつもより遅く家を出ると、園庭は子供らでいっぱいだった。 満開の桜のもとを走り回る子供たち。 おそらくは、その保育園が一年で一番美しい風景となる瞬間。 卒園した子供らにとっては、忘れえぬ風景となるだろう。 いつか、大人になって電車の窓から同じ桜の木を眺める。 なんとも、贅沢な風景ではないか。
by rystail
| 2006-03-31 21:19
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